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自家培養酵母パンの店 ー Spica・麦の穂

LOVING JAPANESE WHEAT     

今日始まるスピカの一日


東京の城南といわれる品川区と大田区の境、車の往来の激しい環状七号線の道路から入ったひなびた商店街の中ほどに、私たちのパン屋はあります。店の前は八百屋さん。そこに並ぶ季節の野菜や果物に目を奪われて、5歩も歩いていると通り過ぎてしまうほどの小さな小さな店です。

店の名前は「スピカ・麦の穂」。乙女座の女神デメテルは大地と収穫の神で、右手に羽ペン左手に麦の穂を持っています。その小麦の穂の先端にあるのが一等星のスピカで、春に南の空に輝きます。店のオープンが1989年の9月23日。乙女座にも近いし、音の響きもいい・・・くらいの軽い気持ちでつけた名前でしたが、今はつくづく、ぴったりの名前だと思っています。

私たちは、国産の麦を使っています。その麦の粒を丸ごと石臼で碾くところから始まるパンづくり。パンを発酵させる酵母菌も、果実から起こし、自家培養して、塩と水、粉、酵母菌の四つの材料でシンプルなパンを焼きます。

小さな店で作れる量には限りがありますが、小さなパン屋には小さいからこそできるパンづくりがあります。それは愛情を込めて育てられた素材をあたり前に使い、旬の時期に旬のものをあたり前に味わうパンづくりです。

私たちの手元に届く材料には、その材料を作った方の顔があり、暮らしがあります。そして、それを加工する私たちにも、食べてくださるお客様にも。そんな顔の見えるパンづくりが、今日もスピカではじまっているのです。


麦を碾く石臼の音、麦をふるう音、ミキサーのまわる少しクセのある音、パイローラーの音、スケッパーでパン生地を分割する音、はかりの音・・・。そして、店の入口の白いドアを開けた途端に鼻腔をくすぐる甘酸っぱい独特の香り・・・。カウンターに並びはじめたパンたち、私たちの笑顔と、「いらっしゃいませ」 ー 。

今日もはじまるスピカの一日 ー 。















  ++BOOK++++++++++++++++++++++
  「Spicaのパン パンと暮らしと私のお気に入り」より抜粋。










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